海を越えて旅に出る メキシコ1日目

私は多分もう二度と海外に行くことはできないと思います。理由は原因不明の酸素ボンベが必要であり、歩行器がないと5mとして自力で歩けないからです。

 でも、私には海を越えて旅に出た楽しい思い出があります。

楽しい思い出の国はメキシコです。

三女が今住んでいる国なのですが、出産の前後のお世話に行ったのです。予定では年明けに生まれるはずが、ついたその日の夕方、夕食にタコスの専門店に行った翌朝、娘がおなかの張りが強いのが気になるというので、病院に旦那に連れて行ってもらったところ、ちょろちょろと破水があって、ほとんど用水がなくなっているので緊急帝王切開となったのです。

 メキシコについて高山病にかかっている私でしたが、言葉はわからない。何もできない。おたおた。

でもそこはおおらかなメキシカンの土地柄。何とかなるさの私と意気投合して、なんとか娘が退院するまでの3日過ごしました。

 その間に娘と孫の面会は人生でえっ という驚き。病院に着くと、まず面会者は入口にいるピストルを持った警官に、身分証明書を渡し、身体検査、さらに持ち物検査。私は日本人と答えると「ハポン。OK」 と通されたのですが、他の人は透き通ったカバンしか持っていないのに驚きました。二階に上がっても身体検査。面会は10分 一つ家庭一時間半ということなので、娘の顔と孫の顔を見ただけでした。

これがメキシコ一日目の驚き