海を越えて旅に出る メキシコ4

メキシコのお母さんとの思い出日記として、次に昼頃から始まる朝市。

初めて行った時は、始まる時間に?

着いたら市場で見るカラフルな色の嵐にびっくり。

放し飼いの野良犬があちこちにいて、肉も売っているのにびっくり。というか肉がメキシコの外気温40度近くでも、冷蔵でも冷凍でもなく生の状態で売っているのにえっ!!というびっくり。

玉ねぎの外皮はきれいに向かれ、真っ白な状態で山積み

ジャガイモも、ニンジンも野菜はみんな山積み。

果物屋の前で、見たことの無いきれいな果物があって写真を撮っていると、

味見と言って必ずもらえ、それも丸のまま。どうやって食べたらいいのかわからないので、お母さんにそのまま?皮をむく?とジェスチャーで質問していると、ナイフを持ってきて半分に切ってこうやって食べると、お店の人も同じ果物を手にしてスパッと教えてくれる。それが一軒でなく、ナッツ類の店でも、野菜の店でも、買うより味見でもらう方が多くなり、お母さんが買い物終わるころには、早く昼ごはん食べたいと思っていいたはずのおなかが、カエルのおなかのようにパンパン。

でも、お母さんの買い物のしめは出口のある。しぼりたてフルーツジュースを飲むか、大人の頭ほどの大きなココナッツジュースを飲むことなのです。

ジュースは目の前でこれとこれとジューサーに野菜を突っ込むだけ、それが今でもあんな甘いが臭みもなく、さっぱりでとにかくおいしいのに、毎週感激。ココナッツも、ジューズだけでなく中の果実もおいしくて、私は幸せ満喫。

 忘れてました。その朝市で面白いことがあったのです。私が日本人だとわかると、知っている「ハポンね。ハポンね」   焼き芋を手にして、「エッヘン。芋まずいよ。まずいよ。甘くてまずいよ!!!」 えっ!!!? 

だから私味見をさせてくれようとしたけれど、『ノーーー」

とてもしょんぼり。

翌週娘も孫を連れて、一緒に朝市に行ったところ。その焼き芋兄ちゃんがいたので、娘にまずいんだって と教えたら。  娘がその青年二人が「日本の観光客が、そうやって売ると売れると、日本語で教えてくれたとのこと。

まずいではなく「おいしいがスペイン語のデリシャスだよ」おいしいおいしい

覚えたての日本語で再び私のところに来て、「甘くておいしいよ」

ととっても甘いお芋を味見させてくれたのです。

でも、でも、なのです。彼らは私に味見をさせてくれた一本しかお芋を持っていなかったので、逆に本当においしくても買うことができなくなってしまったのです。

味見代金を払うといったのに、これは味見だからいらない。

彼らにしたら焼き芋は日本人が大すきと聞いていたのに、メキシコ人もおいしくてこんなに売れるのに、と思ったと思います。笑顔でまずいよ。まずいよ。これはダメですよね

全く困った日本人観光客がいたものです。