母が着替えるためストーブの前にペタンと座って、着替えを始めたが、そのあと

「立てない」 と言った。

亡くなった父が、なくなる数か月前から、ベッドに寝て、起きるとき滑り落ちて途中で、

「立てない」「助けて」と叫び。

母が「お姉ちゃんお父さんが」

と階段から叫び、私が毎日のように助けに向かった。

ただ変な形でベッドで滑りそうなときは、足を持ちベッドにしっかり上げて、次に背中を持ち上げて普通に立たせる。下に落ちているときは、低い椅子をお尻の下に滑らせて、その上に座らせ、次に普通の高さの椅子に移らせる。 私も腰の骨が折れているので、腕の力のみで起こすから結構苦しかったです。

 

でも母の場合は骨がボロボロとても怖かったです。でも椅子からも立ち上がれなくなり、食欲が落ちすぎたので、入院となったのですが、

父と違いすでに体中がボロボロになっていたのです。

肺も心臓も、腎臓も腸もなのです。

家に帰りたいという願いをかなえるため、連休明けに家で介護をすることにしました。

 

今度はどんなことが起きても、家で母を妹と二人で

そして、笑顔と優しい言葉で父の時のように過ごしてもらえるよう。

頑張ります。

父は家に帰るはずが施設で急変し、病院で亡くなったことが、私にはとても悔やまれます。

「90の誕生日は家でするのだから、しっかりリハビリしてね。」

『90?そんな年寄りになりたくない。』

これが私がした最後の会話でした。まさか本当に21日前に亡くなるとは思っていませんでした。

母の誕生日は7月8日 米寿です。

おいしいものを毎日作るからね。

お母さん